2023.07.17 06:20金持ち頸損と貧乏頸損3月に知り合いの頸髄損傷患者Aさんの3回忌の集いがあった。7歳年上で自発呼吸はあったが同じ程度の寝たきりで、同じ市内在住ということもあって何かとお世話になった。高校の授業で組体操の練習中に事故があったらしい。そのAさんが”金持ち頸損と貧乏頸損”という言葉を口癖のように言っていたの...
2023.07.03 06:37ようやく外に出る。1993年に受傷し、一年余の病院生活を得て、在宅生活に入った。が、障碍者としての暮らし方や生き方、生きがいというものがわからない。そのようなことを知っている人も教えてくれる人もいなかった。ネットもまだなかった。だから外出する動機というものも起こらないし、障碍者は家に居るものと思っ...
2023.06.19 06:35その日その日を生き抜けばいいのであれば2,3カ月に一度くらい、車椅子でコンビニに行くついでに近所を見て回る。ここ数年で目立ち始めたのはベランダに生活感のない家が散見される。エアコンの室外機がなかったり、カーテンが取り外されていて室内まで見える。家具も片付けられていてもちろん、住人の姿は見当たらない。この地域は千里ニュ...
2023.06.05 06:49就労支援を受ける意味。私は重度の頸髄損傷者で首から下は動かない。そんな重度の身体障害者が2022年5月からジョブアクセス南森町の就労支援サービスを受けている。傍から見ればそんな状態で就労なんて意味があるのか、そう思われるだろう。障害者になってからはことあるごとに”自立”と言われた。だからこの30年とい...
2023.05.13 11:38障碍者は人生の一過程私は心身の障害を人生の一過程と捉えている。人生は一般的に幼年期、青年期、壮年期、高齢期、死期、などのステージに分けられている。人によってはいずれかの時期に病、事故、怪我などの理由で心身の故障、機能の減衰、消失が場合がある。そうでなくとも加齢に伴い老いによる体力の衰えや健康状態を維...
2023.04.11 11:35来たれ!ヘルパー!!団塊の世代が75歳を超え、後期高齢者になった時に介護を受ける人数に対して、それをまかなえるだけのヘルパーが足りていないことを世間一般では2025年問題といわれている。2025年などと悠長に言っているけど2010年辺りでもヘルパー不足は深刻だった。介護保険と総合支援の区分の違いはあ...
2023.04.03 06:57読書の時間普段はベッドの上で過ごしている。起きてPCに向かっている間は作業ができるがそれ以外の時間は文字通り横になっているだけだ。昔からこの時間をどう過ごすかが大きな課題だった。在宅生活に入って間もないころは日長、テレビか、ラジオをかけっぱなしにしていたし、1990年代は時折、朗読ボランテ...
2023.03.26 11:07動画作成と編集もはや一般的なスキルとなっている動画作成と編集。以前から手を出してみたいと思いつつも行動に移ることはなかった。そんな折、「45歳で亡くなった医師 動画に反響」 - Yahoo!ニュースという記事を見た。https://www.youtube.com/watch?v=eBkwtoJ...
2023.02.20 05:462月の日差し2月の日差しはいい。自分のいる部屋は日が入りにくく、ベランダに隣接しているものの向かいの建物が邪魔をして空が見えない。だから夏場はいいものの冬場は少し暗く寒い。ただ2月の今の時期には陽光が入る。12時半あたりから14時にかけて窓際から50センチくらいまで日が差し込んでくる。人工呼...
2023.02.06 05:37習慣づけ基本的に自分は習慣づけが苦手だ。日記の類は続いたためしがない。さらに障碍者になってからは自分のリズムがとりにくい。介護スケジュールが生活リズムが主体となるとそれに合わせるため毎日が単調なルーティンになってしまう。生活に少しばかりのスパイスを利かせたい。そんなささやかな日常の中の気...
2023.01.22 02:40このホームページの趣旨ようやく年を越せて日常生活のペースが戻ってきたと思ったらもう一月も半ばを過ぎている。一日のうちで使える時間が6時間もないから仕方ない。とりあえずは今年の目標から書いておこうかな。去年に思い立ってこのホームページを作り始めた。普段から自分のような四肢麻痺で寝たきりの状況を説明するに...
2022.12.26 06:22良い年越しを今年もあと一週間。年末も差し迫ってきたこの頃から要警戒の時期になる。正月とゴールデンウィークの前後は病院から医師と看護師が消え、救命救急やICUは最低限の人員で回すことになる。何かあっても搬送先の病院が見つからなかったり、たらい回しになったり、開業医で看ていた患者が大きい病院に送...