良い年越しを
今年もあと一週間。
年末も差し迫ってきたこの頃から要警戒の時期になる。
正月とゴールデンウィークの前後は病院から医師と看護師が消え、
救命救急やICUは最低限の人員で回すことになる。
何かあっても搬送先の病院が見つからなかったり、たらい回しになったり、
開業医で看ていた患者が大きい病院に送られてきたりして
ICUは通常よりもベッド数が多い。
そんな光景を目にしたことがあるから
この時期になにかは起きてはならない。
起こさぬように殊更に自重する。
どうにか年を越せた、と実感が湧いてくるのは
一月も10日を過ぎて通常運転に戻ったあたりだろう。
もうかなり前の話だが年をまたいで入院していた時、
気持ちばかりのおせちが出たことがある。
なんとも形容しがたいやるせない気分だった。
新年をあのような心持ちで迎えてはいけない。
今年もあと少し、何事もなくいつも通りに
年を越せますように。
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