2024.03.11 06:22カフアシストと生活改善今年は一月から花粉症が酷い。黄砂の到来前だというのに鼻水と痰の量が多く、吸引の頻度も増えている。風邪と花粉症は年中、襲い掛かってくる天敵である。空気も乾いているので余計に痰が上がってこなくなる。肺の中で痰が乾いて張り付くと酸素飽和度が急に下がってきて呼吸が苦しくなる。だが咳ができ...
2024.02.26 11:15学習のきっかけPCを使い始めたのは1994年からだった。やること、できることがなく日々、天井を眺めるだけの有様を見てこのままではいけないと主治医だったK先生が方々に掛け合ってくれた。それで入院中にもかかわらず、ALS協会からスイッチ一つで操作できるテキストエディタがインストールされたMSX2と...
2024.02.12 06:32AIスピーカーで読書:アレクサの読み上げ補助機能普段からベッド上での生活なのでEcho Dotを枕元においている。限られた声量でも単語が発声できれば、反応してくれるのも助かる。ラジオを聞いたり、目覚ましをセットしたり、翌日にヘルパーさんに伝えることがあれば思いだせるようにリマインダーを設定したり、となかなかに使い所は多い。とり...
2024.01.28 11:28AIスピーカーとIOT家電頸髄損傷患者の間でもAIスピーカーとIOT家電は人気で既に家中の家電を置き換えている人も増えてきた。御多分に漏れず、我が家でも少しずつ、安くできるところから導入を進めている。人工呼吸器の加湿器にスマートタップを取り付けて加湿具合が調整できるのはありがたい。スマートプラグはAIスピ...
2024.01.05 02:41検査入院12月初旬に人工呼吸器の調整と生活改善のアドバイスをもらうため大阪急性期・総合医療センターに受診した。「来年あたり身体検査をするつもりです。」と言ったあたりから翌週に検査入院する流れになった。この病院には受傷当時からお世話になっていて自宅から遠いにも関わず受診や勉強会やら何かと足...
2023.11.26 11:55社会参加をするということ。テクノベース社のパネルトークイベントにズームで参加した。https://peatix.com/event/373067423年12月に開所予定の就労支援B型事業所のプレイベントらしい。「肢体不自由のある方の就労について」3名のゲストによるパネルディスカッション。登壇者の肩書きに分...
2023.11.05 12:00街中の小さな障害車椅子を電動アシストに替えて行動範囲が広がった。これまで途中の下り坂は帰り道が登れるかが不安で先に進めなかった場所も行けるようになった。辿り着けなかったJRの最寄り駅まで行けるようになったのは30年来の悲願達成である。そんな電動アシスト車椅子が補助金込みで98万円。健康の価値は金...
2023.10.27 08:25寝たきりにとっての展望。コロナ禍の3年という時間は家に籠りきりだった自分にとっては想像を超えた長さだったようだ。障がい福祉課の人員配置が替わっていて知っている人がほとんどいなくなっていた。コロナ以前は職員の方に家まで来てもらって生活のことで話をしたり、役所に書類を持っていっては顔や名前を憶えてもらってい...
2023.09.25 06:31先人に倣う。人は周りにいる人を見て倣う。障がい者になってからしばらくは何をすればいいのか?ラジオをかけながらベットの上で転がっている他なく、始めのうちは真っ暗な未開の荒野にでも放り出されたような感じだった。同じような障がい者がどこかにいないか?人を探すも人家の灯りはなく星も見えない。どちらに...
2023.09.13 12:24失敗という選択肢もある。日本という国は真面目な人が多いのが美点だが、失敗を恐れる人も多い。避けなければならないのは死に直結する事象くらいで大抵のことは代替手段を含め、リカバリーが効くと思っている。無論、不運が重なる場合もあるけれど、人生の理不尽云々は不毛なのでやめておく。さて、既に想定外の失敗をやらかし...
2023.08.28 06:57ヘレン・ケラーの著作、2冊一時期、参考にならないかと障害を抱えた人の著作を読んでいた時期がある。その時にヘレン・ケラーの著作も読んだ。ヘレンケラーといえば視覚、聴覚、言語障害の3重苦を背負いながら世界中で障がい者の啓蒙活動をされたこともあって有名な社会活動家だ。
2023.08.07 06:40障がい者という生き方。16歳まで健常者として生きてきた。さほど道を踏み外すことがなければ平凡であれ、人並みには生きていけるだろう。そんな風に考えていた。受傷から一年余の病院生活の後、家族はどうにか自宅に連れ帰る準備を整え、なんとか在宅生活にまでこぎつけた。在宅生活が始まってひと月もした頃、ようやく落ち...