AIスピーカーで読書:アレクサの読み上げ補助機能

普段からベッド上での生活なのでEcho Dotを枕元においている。


限られた声量でも単語が発声できれば、

反応してくれるのも助かる。


ラジオを聞いたり、

目覚ましをセットしたり、

翌日にヘルパーさんに伝えることがあれば

思いだせるようにリマインダーを設定したり、

となかなかに使い所は多い。

とりわけ本を読み上げてくれるのが本を

手に取れない私にとっては大事となる。


一時、流行った自炊で本をPCに読み込む作業をして

読んでいた時期もあったけれどやはり手間がかかる。


Amazonで購入したKindole本(電子書籍)を読み上げ補助を使えば

端末のEcho Dotで読み上げてくれる。


タイトル名を最後まできちんと発音できないので

PC版のアレクサで読みたい書籍を再生しておけば

”キンドル”と声を掛けると前回の続きから読み上げてくれる。

目次や章ごと、分単位での送り戻しもできる。


紙の本へのこだわりもあったが、

手に取れない本ほど虚しいものはないし、

満足に本を置いておける余剰空間がない住宅事情も悲しいところ。


壁一面に本で埋め尽くされている書斎はやはり高嶺の花、

ステータスだなーとつくづく実感する。


利便性の虜になって以来、

すっかり電子書籍に移行した。


ただ、満足に本を読めるかはまた別の問題だった。

幸か不幸か、2時間ほど横になって緊張を緩めないと夜寝られない。


この時間を読書に充てている。


寝たきりであっても常識程度の知識や身近な制度の話は

YouTubeのお世話にもなるけど、

本から知識の仕入れは必要になる。


やはり時間が足りない。


ヘルパーが来ているときは介護を受けたり

頼む用事も多いので本を読んでいる時間は取れない。

耳で聞いていても図、グラフなどの図解や

文章を見ないとわからないところもあり、

PCのキンドルの画面で確認することもよくある。


こうゆう時に普段は意識しないようにはしているが

歯痒さや圧倒的な作業量、時間の不足にジレンマがこみあげてくる。


失われたものの大きさに触れ愕然とする。


自分が健康であったならこのくらいはできたであろう。


理想とする健常者のイメージと障がい者の現実とのギャップが

常に存在している。


取り返すことはできないが埋められる所は埋めていきたい。


AIはそんな私の一助になるだろうか?


お手並み拝見といこう。





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